Nostalgic Dream Girl

この心臓を君に捧ぐ/220712 一部再公開

「こころを一房噛みちぎって、届けに行くのだ。」

 

 2023年が終わる。2013年から10年経った、色んな日に10周年だー! と怯えながらも笑った1年が終わる。


 今年はずうっと調子が悪かったように感じる。お仕事も行けなくなってしまったし、外出も人の目も怖いし。光と音が特にダメになってしまって、サングラスと耳栓がないと不安で外を歩けないし。
 今年中に死んでしまおう、と決めて遺書を書いたり部屋の整理をしていた時期もありました。それくらいに苦しい思いをした瞬間が多々あったし、それらのタイミングも重なったし、とにかく生と死がそれぞれ私の隣に毎日転がっていた。
 ほんとうに最近、やっと「まだ死ねないな」などと思えたりしたので、なんとか人間をやっている。お風呂に3日に1回は入る。コンビニに行くだけでも良いから外に出る。仕事の復帰も視野に入れながら社会との繋がりをもう一度結ぶ。
 主に友人の皆様方と、好きなアイドルのおかげでなんとか、なんとかまだこちら側にいることを決心できました。優しい言葉をかけてくれたひと。しなないでと何度も言葉をくれたひと。本当にまずいなと思ったらうちにおいでと言ってくれたひと。泣いている私を笑わせてくれたひと。私と、わたしと、あたしと、私にしか声が聞こえないお友達の存在も、全部「お前がたくさんいるってこと? めっちゃいいじゃん!」と受け入れてくれたひと。何にも触れずに今までのように、いつも通りに接してくれたひと。
 ひとつひとつがほろほろと崩れてしまいそうなやさしさで、でもあなたたちが怖いくらいの、あたたかいやさしさをくれたから、不器用な私でもそれらすべて崩さずに受け止めて大切にこころに刻むことができました。大切な宝箱の中に、みんなには内緒で、仕舞いこみました。開けたら壊してしまいそうだからもう二度と開けないけれど。その宝箱がある、という事実が私をきっとこの先も何度でも救ってくれます。本当にありがとう。


 毎日泣いているのでもうそろそろ涙腺が疲れたって嘆いてもいいのに泣き続けるし、なんなら物を投げたり机を叩いたり、頭を壁に打ち続けたりして。そうすることでしか爽快感を得られなくて。馬鹿みたいに涙を流し続ける理由になってしまったので頭の中のモヤモヤをどうにかして黙らせたくて。でもストラテラを最大量飲んでも何にも変わらなかったよー、おじいちゃん先生。眠るのもデエビゴですら難しくなってしまったよ。自立支援を受けているとはいえアカシジア止め以外効いているかもわからない薬を飲み続けるのが苦しくて、最近は錠剤を見るだけで涙が出るようになってしまった。
 処方してもらっている薬も弱いものばかりなので1s飲んだところで何も変わらない。それならマキロン飲んだ方がまだワンチャンあるでしょうね。
 でも、たとえば私がODで死んだとして、誰かが悲しんでくれたとして。私はその涙を「もーー泣かないでよ!!」って笑うことも、無言で拭うこともできないのだと思うと。
 好きなアイドルたちが夢を追いかけている姿をもう見ることが出来ないのだと思うと。
 やっぱり少し、さみしい。こんなに私を思ってくれる友人を、エンタメを届けてくれるアイドルを、置いて死ぬのはあまりに惜しいと思ってしまった。

 来年の私がどうなっているかはわかりません。けれど、自担が「あのね、本当にね健康に生きててくれたらそれで良いんだからね❗️」なんて言ってくれたので、まずは健康になろうとたんぱく質をたくさん摂取して野菜も食べて、体重を増やす努力をしています。
 家系的に体重が増えにくいし、そもそも食に興味が無いから難しいのだけれど。レバミピドドンペリドンを食ってから一生懸命ご飯を食べています。大丈夫、大丈夫と言い聞かせながら。


 いつかまた、精神をやらかしていなかった頃の私のようになれたらいいな。初めての自殺未遂が小4な時点で諦め半分ではありますが。
 目一杯、生きようとは思っている。それだけは知っていてね。そして私が本当に限界が来て死んだときに色々お願いしている子、どうか、苦しい役目かもしれないけれど、お願いします。親には頼めないので。あなたにしか、頼めないことなので。ミラーボールを光らせるわよ


 伊東さんに「生きろって言ってもらってもいいですか⁉️」って言ったら「お❗️それは深刻ですね~‼️」と返されたの、面白かったので全員の前でモノマネしたい。似てはいないが。
 でもただ、あの人は分かってくれたのだと思う。汲み取ってくれて、サインに「生」と書いてドヤ顔してくれたのが、あの人なりの、無言のメッセージだったのだと思う。お花畑オタクの思考でいいです。私はあの表情と、手のひらの大きさと、歌声に、やはり何度でも救われるのだと思います。
 ありがとう伊東さん、来年も、またライブ行かせてね。


 2024年も、ギリギリまで生きていたいです。そして限界が来たら、「あたしがお前の生きる理由になるから」って言ってくれた子のところにまず逃げ込みます。
 少しでも延命を。どうせ死ぬのなら、今まで出会ってくれたみんなに会って抱きしめて大好きって伝えるまで。自分の意思で会いに行って抱きしめたいから、自然災害も何も起きなければいいな。世界中が、どうか平和になればいいな。終末時計なんていらない!この世は、世界は、平和で自由だ!と笑い合いたい。言語を知らない人と抱きしめあって支え合いたい。そういう世界を作ることがもしできたなら。私はどんな視点から世界を見るのだろう。



 今年は本当に色んな方にお世話になりました、みんな心配してくれてありがとう。なんとか、なんとかやっていきたいと思います。
 それじゃあね、2013年から10年後の、2023年。2024年には何が起きるのかな。楽しみと言ったら嘘になるけれど、興味はある。
 奪われたものがここに帰ってくることはないけれど。また明日も、好きだと思う人達を見かけるインターネットでありますように。